2013年04月06日

中央公園4月6日調査報告

今朝の公園。
カワラヒワの囀りに混じってマヒワの声も。
高空からはメジロの声も聞こえてきます。
ツグミやシロハラは鳴き交わしながら飛び交いどことなくそわそわ。
渡りの直前で落ち着きがないようです。

sakura_130406.jpg
(青葉がでてきたサクラ)

ただ、空を覆った雨雲のせいでしょうか。
私たちのテンションも今ひとつです。
鳥たちの行動も見えてきません。

エナガのつがいは虫を集める様子がありません。
3月初旬の3巣ともすべて失敗したようです。
鳴き交わしながら枝先を移動するだけでした。

冬の間楽しませてくれたヒガラは2羽のみ。
キクイタダキの姿はありません。
ヤマガラも鳴き声のみです。

とぼとぼと調査コースの終盤へ。
するとユリノキの並木でツミの雌の声がしてきました。
凛とした張りのある力強い声です。

上空に空へ駆け上がっていく雄の姿を発見。
ゆっくり翼を羽ばたいて高度をあげ旋回。
と、急に翼をすぼめて急降下。
雄のディスプレイ飛翔です。

tumi_130406_1.jpg tumi_130406_2.jpg 
(ツミの雄のディスプレイ 急降下ののち再び高空へ)

しばらく皆で空を仰ぎみ、ツミのダイナミックな勇姿に見とれていました。
最後はすばらしいループを描いて雌の近くへ急降下。
ツミの季節の到来です。

tumi_130406_3.jpg
(すばらしいループで雌のところへ)

今春は公園の6か所でハシブトガラスが営巣中です。
はたしてツミの入り込める余地はあるのでしょうか。
昨年と同じように別の公園へ行ってしまうのでしょうか。

ツミのお蔭で最後にテンションもMaxに。
ツミに感謝です。

今朝の参加者6名、記録種21種、記録個体数141羽。
(写真はすべてOさん)
次回は4月13日(土)7時からです。担当:平野


posted by バードリサーチ at 11:49| みにクル報告(宇都宮) | 更新情報をチェックする

2013年03月30日

中央公園3月30日調査報告

今朝は昨日の暖かさが嘘のような寒さ。
真冬の服装に逆戻りです。

それでも集合場所ではカラ類の群れが忙しげに枝を飛び交っていました。
ヒガラ、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラなど総勢約40羽。

群れの中にエナガ2羽。
2羽とも尻尾が真っすぐでした。
どうも巣造りに失敗したようです。

植え込みの中からシロハラの軽やかな囀りも聞こえてきました。
ただ、少しまだ音量が少なめです。
今朝の寒さのせいでしょうか。

shirohara_130330.jpg
(地上のシロハラの雄 撮影:Oさん)

さて、ここでの調査も今日でまる10年が過ぎます。
同じ場所で同じ方法で観察を続けることでいくつか面白いことがわかってきました。

その一つが、鳥たちの記録状況の年による違いです。
特に、冬期の鳥たちの記録個体数の変動は顕著に現われます。

ヒガラ、ヤマガラ、キクイタダキはその代表的な種です。
下の2つの図は上記3種の2005年冬から2012年冬の平均個体数の比較です。
この公園ではいずれの種も冬鳥です。

過去ヒガラとヤマガラ.gif
(ヒガラ(青)とヤマガラ(赤)の平均個体数の年変動。12月から2月の調査結果に基づく)

図から年によって生息数が著しく変動することがわかります。
特に、今冬は過去の冬に比べ個体数が多いことがわかります。
今冬はヒガラが平均7.69羽、ヤマガラが5.23羽でした。

一方、キクイタダキは8年間で3シーズン記録されました。
しかし、やはり個体数は12年冬が最も多く平均3.23羽でした。

kikuitadaki_130330.gif
(キクイタダキの平均個体数の年変動)

この公園はヒマラヤスギを除くと僅かなスギとヒノキの木立があるだけです。
ヒガラやキクイタダキにとって、とても住みやすい環境とは思えません。

ただ、こうした傾向は周りの他の調査地とほぼ一致していることがわかっています。
宇都宮一帯に多く飛来する年は、都市公園にも多く飛来するのでしょう。

飛来数の変動の原因はわかっていません。
でも、こうした変動を自分たちの調査で察知できると嬉しくなってきます。
観察を毎週続けることは、それなりに大変です。
でも、こうしたご褒美が継続の原動力となっているのです。

次回はどんな鳥たちの出来事が記録できるでしょうか。

今朝の参加者5名、記録種数20種、記録個体数133羽
次回は4月6日7時からです。担当:平野
posted by バードリサーチ at 14:55| みにクル報告(宇都宮) | 更新情報をチェックする

2013年03月23日

中央公園3月23日調査報告

まだ今日は3月23日。
それなのにコブシやハクモクレンが満開です。
シダレザクも満開。
ソメイヨシノもチラホラ。
例年になく早いサクラの季節です。

sidarezakura_130323.jpg
(早くも満開のシダレザクラ 撮影:Oさん)

面白いことに今朝の公園は南側に鳥たちが集まっていました。
サクラの木に鳥たちが集まったせいです。
シジュウカラ、メジロ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガ。
花芽を食べている?
シジュウカラやヒガラも忙しげに花や蕾の枝先を突いていました。

シジュウカラ130323.jpg
(サクラの枝で虫を捕まえたシジュウカラ 撮影:Oさん)

今朝の公園は鳴声も賑やかでした。
シジュウカラやハクセキレイの囀りに混じってヒガラの囀り声。
夏に山地の林で聞いて以来です。
メジロもサクラの枝で声高らかに囀り始めました。

さらに、今朝はアトリが1羽訪れていました。
ギョ、ギョ、ギュイーンとさかんに鳴いていました。
仲間を探してしているのでしょうか。

この公園を毎朝散歩しているTさん。
ここ数日キジがいるとのこと。
話の途中でそのキジの鳴声が聞こえてきました。
実に2009年3月7日以来の記録です。

公園の周りに残った農地も最近ではめっきり減ってしまいました。
さらに西側の区画整理も進んでいます。
あと2、3年で住宅密集地による隔離がさらに進むことでしょう。

公園の鳥たちの生息状況も変わるかもしれません。
この調査が周囲の環境の変化を鳥の側から明らかにできると良いのですが。

今朝の参加者6名、記録種数25種、記録個体数135羽
次回は3月30日午前7時からです。担当:平野
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