参加者は4名で,現地にいる研究者と僕とで6人。わな張りの中のあやしそうな場所をぐるっと取り囲んで,キビタキの動きを追います。が,木の葉が茂っていると,鳴き声は聞こえても姿はなかなか。それでも,何度か姿を見つけて目で追い,場所をしぼっていきます。するとキビタキの方も「ヒッヒッヒッ」と警戒しながら・・・ついに見つけました。あの木だ!
と。ところが。その木には巣場所となる木の枝の折れたところや樹洞が見つかりません。おやぁと思っていると,隣の木に姿を消すオスとメス。尾羽をちょんと出した状態で巣穴にとまり中へ入って行きました。
見つけられると,やっぱりうれしいですね。長居をしても負担をかけるので,一端全員撤収して他の巣を探しに。僕と参加者2名はお昼で撤収。残りの2人は見つけた巣の中のヒナの数の調査や水場での捕獲などを体験して,夜帰宅しました。
今年の富士山でのみにクルはこれで終了です。
ご参加いただいた皆さま,ありがとうございました。