2011年01月03日

野鳥の不思議解明最前線 No 63 掲載

「野鳥の不思議解明最前線」に新しい記事を追加しました。種子の捕食者である種子食の鳥も,種子散布者の鳥並みに種子散布の役に立っていそうだという論文を紹介しました。BR会員専用のコンテンツです。http://www.bird-research.jp/1_shiryo/fushigi/index.html

この紹介した論文が掲載されていたIBISの最新号には,ヨーロッパの鳥の保全のための農業が実際の鳥の保全にどの程度役立っているかを検証した論文もいくつか載っていました。それによってノガンの仲間が増えたとか,アトリ科の鳥には効果的だけどホオジロにはそれほどでもないとか,保全農業のエントリーレベルのものとハイレベルではそれほど違いがなさそうとか・・・。

このような保全型農業は,モニタリングにより農地の鳥が他の鳥に比べて大きく減っていることがわかり,それにもとづいて農地の鳥の研究が進み,鳥類保全を目指した農業が国家施策として行なわれるようになって,その検証がすすんでいるということです。たぶんこの検証が施策に反映されていくのでしょう。

日本はそれと比べるとシステムができていませんが,バードリサーチでは,独自事業として,また環境省と一緒に鳥類のモニタリングをしているので,それをもっと活発にしつつシステムとして保全ができるような体制がつくれればと思います。ご協力よろしくお願いいたします。
posted by バードリサーチ at 09:49| 論文・記事 | 更新情報をチェックする

2010年12月03日

野鳥の不思議解明最前線62(植田)

ちょっと古い論文ですが,渡り途中のシギが器官を自在に大小させて効率的に渡っているという研究を紹介しました。

閲覧はこちら

もし,ぼくも自在に器官を調整できるようになったら,最近しんどい思いをしている腰痛を和らげられるかな?
posted by バードリサーチ at 20:09| 論文・記事 | 更新情報をチェックする

2010年08月12日

Birder10月号は派手な卵の謎について紹介

鳥の卵,特に地上性の鳥の卵は迷彩柄で目立たないのが普通ですが,オオシギダチョウという鳥は目立つ綺麗な光沢のある青緑色の卵を産むそうです。
10月号ではなぜ綺麗な卵なのかについて検討した研究を紹介しました。

まだ発展途上の研究で,「なぜ目立っても大丈夫なのか」というところまで明らかにできたものの,「なぜ目立つのか」までは解明できていないのですが,
シギダチョウの生息地の捕食者が卵を目で探すのではなく,親鳥の存在を手がかりにして巣の探索をしているので,目立つ卵であってもデメリットが少なく,「目立っても大丈夫」とということはわかりました。「なぜ目立つのか」については,いろいろ考察していますが,それについては,来月発売のBirder10月号をご覧ください。
posted by バードリサーチ at 20:44| 論文・記事 | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。