2012年08月25日

雄雌調査,子雀集計:高橋くんのインターン終了

岩手大学から来ていた高橋くんの2週間のインターン期間が終了しました。
この期間,雄雌調査と子雀ウォッチのデータ整理と集計をしてもらいました。

まず,雄雌調査の調査実施地点の周囲の環境を国土数値情報の土地利用細分メッシュデータ(100mメッシュ)から集計してもらいました。
ホームページでも既に紹介しているように,種による利用環境の違いがあるのですが,さらに地域による違いがある可能性も見えてきました。
東日本の日本海側,太平洋側,西日本の3地域に分けてみると,ジョウビタキ,モズ共に記録された場所の周囲の環境は,東日本の日本海側では森林の割合が高くなっていました。ただこの地域のデータは少なく,また,記録も一部の地域に集中しているため,この地域の生息環境の特性を示しているのかどうかわかりません。
東日本の太平洋側と西日本は,ジョウビタキでは似たような環境比率を示していました。それに対して,モズでは,西日本での市街地率が低くなっていました。西日本では市街地の多い場所で東日本と比べてモズが少ないといった環境利用の地域差があることを示しているのかもしれません。

osumesu.png

ジョウビタキとモズが記録された場所の周囲の環境


子雀ウォッチについては,巣立ち雛数の季節変化,年変化を集計してもらいました。ばらつきは大きいのですが,ヒナ数は5月が最も多く,徐々に減少する傾向がみられました。また,年別にヒナ数を比較した結果,2012年のヒナ数がやや多いことが示されました。

sudachi-kisetsu.png 雛数と季節との関係

sudachi-nen.png 雛数と年との関係



ほかにも「鳴き声図鑑」のページ高速化のためのタグの書き直しなどしてもらいました。これからの彼の活動に多少でもプラスになればよいのですが。

最後に,お疲れ様会をしました。
酔っ払ってくると,どうしてもバカな会話になります。高橋くんだいぶ呆れていたみたいです。でもこんな人たちでもちゃんと暮らしていけると知り,自信をつけて帰ってもらえたのではないかと思います。

CIMG1216.JPG


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