2012年08月13日

なつみずたんぼ調査開始

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今夏から秋にかけて、埼玉県東部の農家の方の了解を得てなつみずたんぼの調査を行っています。
ここの農家は、麦の雑草抑制のために夏期湛水をしているのですが、シギやチドリが渡来することも楽しみにしている様子で、水を切らさないように管理してくれています。
(畦の補修は大変なんです。クレグレも踏み入らないようにしましょう。)

今年は、冬小麦が収穫され6月には畑に水が張られました。

我々は、7月の中旬から、毎木曜日に調査日を設定し、なつみずたんぼの生き物調査を始めています。
土壌を採り、篩で濾してを繰り返します。結構大変。
同じように見える一面の環境でも場所によって生き物の数が大きく異なります。ユスリカ、カ、ガガンボなどの双翅目の幼虫が多いですね。
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また、水中の生き物を捕まえるため、ネクトンネットを20mほど引いています。手作りのネクトンネットは改良を加えながらの試行運転ですが、ヤゴやゲンゴロウが捕まっています。
やはり小麦を作っていて冬はカラカラですので、飛来性の生き物が中心になるのかといった印象です。
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鳥類は、まだサギ類が中心で、カルガモが夕方に集まっているようです。シギ・チドリは、コチドリ、ムナグロ、クサシギ、アオアシシギ、イソシギ、タカブシギを確認しています。
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採食はヤゴを捕食している様子が観察されています。手頃な餌はそれくらいなのかもしれません。

イソシギは水面のハエ(ミギワバエ?)をつまんでいました。
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現在は、10cmほどあった水深は徐々に下がってきていて小型のシギも利用できそうな環境です。ただし、農家にとってはこれでは雑草抑制にならないので、代かきや湛水の必要がでてくるでしょう。

定点カメラも設置して水深を見ていますが、気づかずコサギがよってきてます。
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さてさて、今後どうなるのか調査データを重ねて行きます。

調査は、NPO法人オリザネット、東京大学と協同で行っています。


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