2011年01月03日

野鳥の不思議解明最前線 No 63 掲載

「野鳥の不思議解明最前線」に新しい記事を追加しました。種子の捕食者である種子食の鳥も,種子散布者の鳥並みに種子散布の役に立っていそうだという論文を紹介しました。BR会員専用のコンテンツです。http://www.bird-research.jp/1_shiryo/fushigi/index.html

この紹介した論文が掲載されていたIBISの最新号には,ヨーロッパの鳥の保全のための農業が実際の鳥の保全にどの程度役立っているかを検証した論文もいくつか載っていました。それによってノガンの仲間が増えたとか,アトリ科の鳥には効果的だけどホオジロにはそれほどでもないとか,保全農業のエントリーレベルのものとハイレベルではそれほど違いがなさそうとか・・・。

このような保全型農業は,モニタリングにより農地の鳥が他の鳥に比べて大きく減っていることがわかり,それにもとづいて農地の鳥の研究が進み,鳥類保全を目指した農業が国家施策として行なわれるようになって,その検証がすすんでいるということです。たぶんこの検証が施策に反映されていくのでしょう。

日本はそれと比べるとシステムができていませんが,バードリサーチでは,独自事業として,また環境省と一緒に鳥類のモニタリングをしているので,それをもっと活発にしつつシステムとして保全ができるような体制がつくれればと思います。ご協力よろしくお願いいたします。


posted by バードリサーチ at 09:49| 論文・記事 | 更新情報をチェックする
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