2006年07月03日

嶋田さんの寒波と水鳥の関係の論文が掲載されました

嶋田さんらによる「2005/06年の寒波がガンカモ類の個体数変動に与えた影響」が研究誌Bird Researchに掲載されました。

要約はこちら2005/06年の寒波がガンカモ類の個体数変動に与えた影響
Bird Research 2: A11-A17

嶋田哲郎1・植田健稔2

1. 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団. 〒989-5504 宮城県栗原市若柳字上畑岡敷味17-2 E-mail tshimada@axel.ocn.ne.jp
2. 伊豆沼鳥獣保護区管理員. 〒989-5508 宮城県栗原市若柳字武鎗町舘311


摘要 2005/06年冬の記録的な厳しい気象条件が水鳥の越冬状況に与えた影響を明らかにするために,宮城県北部にある伊豆沼・内沼において,気象条件とガンカモ類の個体数のデータを,平年並みの寒さであった2004/05年と2005/06年で比較した.2005/06年の気象条件をみると,12月の気温の低下と積雪の増加が顕著で,11,1月は平年並みに近い状況であり,沼の凍結期間は前年の 3倍以上の長さだった.ガンカモ類の個体数変動をみると,2004/05年に対し,2005/06年ではオオハクチョウが増加,マガンが安定傾向にあり,カモ類は増加時期が早い傾向にあった.オオハクチョウの増加とカモ類の早い時期の増加は,宮城県以北の厳しい気象条件によって南下してきた個体によるものと考えられた.一方で,越冬期,ほとんどのマガンは宮城県北部に集中しており,新たに南下する群れがなかったために,マガンの個体数は安定していたと考えられる.

キーワード:オオハクチョウ,カモ類,寒波,マガン


posted by バードリサーチ at 15:40| 研究誌 | 更新情報をチェックする
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