2005年08月31日

峯岸さんの2本の論文が受理となりました

峯岸典雄さんの「シジュウカラ類とスズメの巣の構造の経年変化」が8月15日に,「カラス類による巣箱破壊の経年変化」が8月26日に受理となり,まもなくBird Research 第1巻に掲載される予定です。シジュウカラ類とスズメの巣の構造の経年変化

峯岸典雄(日本鳥類研究会)

全国のゴルフ場で1991年より巣箱を使ってシジュウカラ類とスズメの営巣状況を調査してきたが1996年から,シジュウカラ類,スズメの双方の巣のつくり方に変化が現れはじめた.カラ類の巣は,巣材の薄いものが増え,スズメの巣は,巣材の薄い巣とともに丸い開放形の巣が急増し,全体の半数以上を占めるようになった.1995年からカラス類の巣箱壊しが急増したので,カラス類の捕食を避けるために大急ぎで巣をつくり繁殖したため,巣材の薄い巣が増えたのではないかと思われた.しかし,丸型の巣がなぜ増えたのかは不明である.



カラス類による巣箱破壊の経年変化

峯岸典雄(日本鳥類研究会)

全国21か所のゴルフ場に約3,000個の巣箱を設置し,1991年から2001年まで巣箱の鳥類による利用状況についての調査を行なってきたが,1995年にこれまでは数件しかなかったカラス類による巣箱の破壊が急激に増加し,1999年までは多くの巣箱が被害を受けた.しかし,2000年以降は被害がほとんど無くなった。カラス類の個体数には大きな変化はなく,なぜ全国ほぼ一斉に被害がはじまり,5年で被害がなくなってしまったのかは不明である.


posted by バードリサーチ at 13:12| 研究誌 | 更新情報をチェックする
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