カワラヒワの囀りに混じってマヒワの声も。
高空からはメジロの声も聞こえてきます。
ツグミやシロハラは鳴き交わしながら飛び交いどことなくそわそわ。
渡りの直前で落ち着きがないようです。

(青葉がでてきたサクラ)
ただ、空を覆った雨雲のせいでしょうか。
私たちのテンションも今ひとつです。
鳥たちの行動も見えてきません。
エナガのつがいは虫を集める様子がありません。
3月初旬の3巣ともすべて失敗したようです。
鳴き交わしながら枝先を移動するだけでした。
冬の間楽しませてくれたヒガラは2羽のみ。
キクイタダキの姿はありません。
ヤマガラも鳴き声のみです。
とぼとぼと調査コースの終盤へ。
するとユリノキの並木でツミの雌の声がしてきました。
凛とした張りのある力強い声です。
上空に空へ駆け上がっていく雄の姿を発見。
ゆっくり翼を羽ばたいて高度をあげ旋回。
と、急に翼をすぼめて急降下。
雄のディスプレイ飛翔です。


(ツミの雄のディスプレイ 急降下ののち再び高空へ)
しばらく皆で空を仰ぎみ、ツミのダイナミックな勇姿に見とれていました。
最後はすばらしいループを描いて雌の近くへ急降下。
ツミの季節の到来です。

(すばらしいループで雌のところへ)
今春は公園の6か所でハシブトガラスが営巣中です。
はたしてツミの入り込める余地はあるのでしょうか。
昨年と同じように別の公園へ行ってしまうのでしょうか。
ツミのお蔭で最後にテンションもMaxに。
ツミに感謝です。
今朝の参加者6名、記録種21種、記録個体数141羽。
(写真はすべてOさん)
次回は4月13日(土)7時からです。担当:平野