2012年07月28日

中央公園7月28日調査報告

朝から茹だるような暑さ。
さらにセミの鳴き声とハシブトガラスの鳴き声に暑さ倍増です。

今年もハシブトガラスの季節の到来です。
鳴きながら飛び交う姿が公園の全域で見られました。
樹木の間を探るようにうろつき、セミを見つけると追いかけています。

今朝は34羽を記録しました。
昨年の同時期に39羽でしたので、ほぼ同じと言えます。

hashibutogarasu_120728.jpg
(暑さに口を開けたハシブトガラス 撮影:Oさん)

ササゴイもヒナが孵化しました。
6月中旬に巣造りしていたサクラの巣。
今朝は親鳥の給餌に遭遇しヒナを確認できました。
孵化後7日ぐらいでしょうか。
3羽確認できました。
6月中旬に巣立ちした巣よりヒナ数が少ないようです。

他の巣もヒナがいるのでしょうが、親鳥の下で詳しく分かりません。
ハシブトガラスが巣に近づくと親鳥は威嚇していました。
次回には枝移りが見られることでしょう。

大池ではカルガモのヒナが大きくなっていました。
7羽すべてが揃っていました。
成鳥もやや増えていて全部で26羽。
平年並みの個体数です。

カルガモ12年7月.gif
(カルガモの月ごとの平均個体数の推移 緑が2012年)

ムクドリの小群が公園のあちこちで採食していました。
今朝は28羽を記録しました。
昨年ごろからこの時期に公園を利用する個体が増えているようです。

mukudori_120728.gif
(4月から9月のムクドリの平均個体数の比較 緑が2012年)

次回は8月。
アブラゼミの鳴き声も加わり一層騒々しくなることでしょう。
今年のハシブトガラス。最多個体数は何羽になるのでしょうか。
また、ササゴイの遅い繁殖のヒナ数は早い巣より少ないのでしょうか。
楽しみです。

今朝の参加人数:4人 記録種数15種 記録個体数156羽
次回は8月4日6時からです。担当:平野
posted by バードリサーチ at 11:51| みにクル報告(宇都宮) | 更新情報をチェックする

2012年07月26日

【みにクル】富士山スカイラインの標高帯別鳥類生息数調査(6月9-10日)

ずいぶん経ってしまいましたが、今年の富士山でのみにクル調査のご報告です。

 当日は、6月9日お昼に調布を出発し、参加者の方々を方々の駅でひろいながら、川崎ICへ向かいました。去年は中央高速で山梨の方から須走口へ向かいましたが、今年の調査地は富士山の南側富士宮口で調査です。なので今年は東名高速です。今回もLASP富士山鳥類調査研究グループ(LASPFG)との共同での調査です。自動車で登れるスカイラインの上から下まで、鳥の生息数を調査するのが目的でした。
 9日は富士山の富士宮ルートで5合目までのぼり,そこから,調査の練習と現地の下見を兼ねながらのミニ探鳥会。麓は少し雨がちな真っ黒な空だったのですが、五合目まで上がると雲を突き抜けて、晴れ間と富士山頂が見えました〜♪その晴れ間に合わせてか、ルリビタキやメボソムシクイ、ビンズイがさえずってくれました。その後は,麓の方へ移動し、アカハラやクロツグミの夕暮れのコーラスを楽しみながら、出現しそうな鳥類相を概ね把握しました。
NCM_0400.jpg
 下見と練習を終えたあとは、皆で近くのファミレスへ。食事を楽しんだ後、調査地点と担当区間を相談して決め、ホテルでさっさと就寝。なにせ翌朝は3時起床でお願いしましたので(笑)。

 天候が心配でしたが、翌朝の天候はほどよい曇り空。調査区間が10km以上と長く、標高差も2400m〜1800mまで。そこで、調査地点間を広げて標高100mごとに参加者の皆さんを車2台で配置していきました。休憩はさんでとは言っても,9時まで調査。朝食も合間や移動の時間におにぎりなどですませてもらいました。
 調査終了後、とりまとめ。同じ区間を別の人が1回ずつ調査するようにしたので,調査後にその突き合わせをして,どこでどの鳥が鳴いていたか地図にプロットしていきます。まとめの完了後、富士吉田名物のうどんを食べながら、その結果をみなで眺めました。すると、ヒガラやウグイスのように上から下までいる鳥がいる一方で、標高の上の方にはルリビタキが集中していたりと、特徴的な傾向が浮き上がってきました。しかも、昨年とは登山口が異なることもあってか、異なる傾向が見受けられます。調査の達成感を得られる瞬間でした。

富士山まとめ.jpg

富士山まとめ地図.jpg


 食後は、お楽しみのバードウォッチング。自衛隊の演習地にお邪魔して,高原の鳥の鳥見です。ノビタキやコムクドリを近くで見られましたし、オオジシギの素晴らしいディスプレイフライトの羽音に酔いしれました。
梨ヶ原オオジシギだんすぃんぐ.jpg

 早朝から午後半ばまで濃い1日でしたが、良い調査成果が得られましたし、参加者の皆さんにも楽しんでいただけたようでほっとしています。調査へのご参加ありがとうございました。
また来年も企画したいと思います。

高木憲太郎・森本元(LASPFG)
posted by バードリサーチ at 18:18| みにクル報告(富士山) | 更新情報をチェックする

渡り鳥の世界(中村司著)

中村司さんより表記書籍を寄贈いただきました。

渡りについて生態から整理,ナビゲーションまで,日本語で読める本があまりない中,中村さん自身の研究を交えて渡りの全体像を解説した本です。
ぼくも,生態についてはいろいろ読んで知っていましたが,生理的な部分は不勉強で知らなかったので,精巣や卵巣など発達するのは,繁殖地についてからかと思っていたのが,渡りの途中で徐々に発達しているなど,知ることができて,勉強になりました。
渡りに興味のある方は,ぜひ読んでみてください

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中村司
渡り鳥の世界 -渡りの科学入門-
山梨日日新聞
1200円+税

■注意:Amazonで買おうとすると,定価よりかなり高い値段で売っています。購入される方は書店で注文するか,山梨日日新聞のサイトから注文下さい(http://www.sannichi.co.jp/BOOKS/list.php
posted by バードリサーチ at 15:44| 書籍紹介 | 更新情報をチェックする
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