2012年03月31日

中央公園3月31日調査報告

天気予報ではあまり芳しくなかったものの、今朝は薄日の射す曇り空です。
今日で3月も終わりです。
庭園の樹木の下にはタチツボスミレが可憐に咲いていました。

sumire_120331.jpg
(ひっそりと咲くタチツボスミレ 撮影:Oさん)

集合場所で談笑をしているときのこと。
オナガが急に一斉に鳴きだしました。
ツミの飛来を予想して上空を皆で注視。
するとサシバが1羽上空を通過していきました。
今春の初認です。

今朝は途中から急に風が強くなり春の嵐を思わせるほどです。
そのせいか記録された個体数も少なめでした。
それでもツグミやシロハラ、ジョウビタキに加えてイワツバメも記録できました。
ただ、前回まで楽しませてくれたアトリの群れが記録できませんでした。
もうこの地を立ち去ったのでしょうか。

さて、中央公園の調査は4月から翌3月が1年です。
今日で2011年度の調査も終わりです。
そこで、記録状況を振り返ってみました。

3月は5回の調査で合計33種を記録しました。
過去2年の月ごとの種数と比較すると下の図のようになります。
2011年度は秋から冬にかけてやや種数が少なかったことがわかります。

種数12年3月.gif
(一月の記録種数の季節的、経年的変動 赤が2011年度以下同じ)

カルガモの一月あたりの平均個体数も秋から冬にかけて少なめでした。
ただ、2月、3月は過去2年と同じになりました。

カルガモ12年3月.gif シジュウカラ12年3月.gif
(カルガモの平均個体数の変動の比較) (シジュウカラの平均個体数の変動の比較)

シジュウカラの越冬期の平均個体数は2009年と2010年の中間でした。
今朝の調査では2つがいと雄1羽が記録されました。
1か所では雄が木の洞に出入りするのも観察できました。

一方、今冬のツグミとシメは例年より少なめでした。
ツグミは2月中旬に一時的に増えましたが、個体数が伸びません。
今日は1羽のみでした。

ツグミ12年3月.gif
(ツグミの10月から3月の10日ごとの平均個体数の推移)

今冬のシメは冬を通して少ないままでした。
例年なら3月ごろは渡去前に枝にとまってさかんに鳴く姿をみることができます。
今朝もまったく記録できませんでした。
そのため、庭園のカエデの種子もまだほとんど手付かずで残っていました。

シメ12年3月.gif
(シメの10月から3月の10日ごとの平均個体数の推移)

来年はどんな1年になるのでしょうか。
楽しみです。

本日の参加者:4名 記録種数21種 記録個体数141羽
次回は4月8日(日)午前7時からです。担当:平野
posted by バードリサーチ at 11:50| みにクル報告(宇都宮) | 更新情報をチェックする

2012年03月27日

アオゲラの心の拠り所

今朝,アオゲラの雌が地上採食しているのを見ました。地面を掘り返してアリをたべています。夏には木の幹にアリの巣ができていますが,そう思って見てみると,この時期木の幹には巣はありません。やはり吹きっさらしになる木の幹よりも地中の方が暖かいのでそちらに移動するのでしょうか。

P1010558.jpg
アオゲラが掘っていた地上の穴。写真だとよくわからないけど,アリがたくさんうごめいている。


そんなこともあり,この時期,アオゲラにとって地上採食は重要なことなのかもしれません。その地上採食をするにあたり,普段樹幹採食をしているアオゲラにとって,ネコに襲われるかもしれない普段と違う場所に降りていく恐怖にうちかつ必要があるのではないかと思います。このアオゲラを見ていると,広場の真ん中の地上で採食しているのですが,採食中も傍らにある切り株にちょっとのっては,また,地上で採食するということをくりかえしていました。切り株もそんなに高いわけではないので,ここに来ることで遠くが見渡せるわけではありません。きっと,こんなものでも,木があることが地上で心細い思いをしているアオゲラの心の拠り所になっいてて,採食場所を拡張できているのでしょうね。

P1010559.jpg
アオゲラの心の拠り所になっていた切り株

ぼくにとって「木」に相当するもの何だろう,と考えてみたのですが,なにも思いつきません。これはぼくが自由で心が強いことを意味しているのか,それとも「木」がなくて,能力を拡張できていないことを意味しているのか…。さて,どうなのでしょうね。
posted by バードリサーチ at 08:47| 活動報告 | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

中央公園3月24日調査報告

昨日からの雨も上がり肌寒い曇天。
なかなか春の暖かさが訪れません。

先日見つけたエナガの巣も親鳥の姿がありません。
どこかへ採食にいっているのでしょうか。

enaga_120324.jpg
(ドイツトウヒに造られたエナガの巣 中央の黒い影が巣 撮影Oさん)

今朝もオナガの一団が住宅地から続々とやってきました。
少なくとも22羽をカウントできました。
エナガの巣を襲わなければ良いのですが…。

今朝はシジュウカラの姿が良く目に付きました。
それぞれつがいで動いていました。
少なくとも4つがいはいるようです。

雌が岩に付いたコケをむしっていました。
巣材集め?
どうも違うようです。
コケの中から何かをつまみ上げて食べました。

sizyuukara_120324.jpg
(岩の上で採餌するシジュウカラの雌 Oさん撮影)

この冬、数の少なかったシメ。
今朝は高木の枝先で鋭く鳴いていました。
近くに別のシメがとまると、すかさず追い払い。
縄張り意識が高くなっている?ようです。
少なくとも3羽を記録できました。

この冬、久しぶりに居ついたアトリの群れ。
今朝も日本庭園のカエデの実を食べていました。
昨日、ジューイと小声でぐぜっていた雄も、今朝は寒いせいか一心に採餌中です。
それにしても今年のアトリは警戒心が強いままです。
少し近づくと一斉に飛び立ってしまいました。
2008年冬とは大違いです。

地上付近を動き回るアオジ。
雄1羽雌3羽の4羽を記録できました。
その後、カシの高木の樹冠へ。
一声、囀り声も聞かれました。

jyoubitaki_120324.jpg
(枝に佇むジョウビタキの雄 Oさん撮影)

ジョウビタキの雄が1羽ひっそりと佇んでいました。
この雄は、一冬を通して同じ場所に縄張りを構えていたようです。
昨年、一昨年の終認はそれぞれ3月26、27日でした。
今春もそろそろお別れです。

曇り空の寒い朝でしたが、それなりに楽しめました。

参加者数:3名 記録種数20種 記録個体数181羽
次回は3月31日7時からです。担当:平野
posted by バードリサーチ at 13:31| みにクル報告(宇都宮) | 更新情報をチェックする
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