2012年01月05日

渡良瀬遊水地チュウヒ類就塒調査報告

1月4日は恒例の渡良瀬遊水地チュウヒ類就塒調査。
宇都宮のオオタカ保護基金、バードリサーチのメンバーなど15人が参加。
挨拶後、6か所に分かれて調査。
120104_1.JPG
(参加者の皆さん)

予報では、14時以降は強風とのこと。
しかし、やや風はあるもののどちらかと言うと穏やかな晴天。
調査日和に一安心。

調査地点の一つ、ハイイロチュウヒの塒では…。
目的のチュウヒ類、なかなか現れてくれず。
夕焼け空を塒に向かうカワウの編隊を数えて時間を費やす。
120104_2.JPG
(脚立の上から観察する)

16時30分ごろ、ハイイロチュウヒの雌雄が飛来。
一気にテンションがハイに。
しかし、北に通過。

16時37分雌タイプ飛来。飛び回った後就塒。
2分後雄も就塒。
10分後、連続して飛来。
ヨシ原の上を軽やかに飛び回り次々に就塒。
16時53分、最後の雄が入り、調査終了。

結局、今年は昨年よりチュウヒ、ハイイロチュウヒともやや少なめ。
それでもチュウヒ約40羽、ハイイロチュウヒ10数羽。
今年は、就塒場所が限られていた。
6地点のうち就塒が観察されたのは3地点だけだった。
春先にヨシ焼きをしていないためだろうか。

来年の調査を約束し、家路へ。


posted by バードリサーチ at 14:22| 活動報告 | 更新情報をチェックする

2012年01月03日

冬の森の鳥の活動の日周変化は?(植田)

 森林の鳥のモニタリングの研修会で全国をまわっていますが,そこでよく出る質問の1つが,「繁殖期に早朝に調査をしなければならないのはよくわかるけど,越冬期の調査は午後でも良いのでは?」
 確かに,経験的には冬は時刻による変化は繁殖期ほど大きくない気がしますが,それでも昼近くになると鳥の活性は落ちてくる感じなので,モニ1000の調査マニュアルでは「午前中に調査してね」ということになっています。けれどもしっかり確かめたことありません。そこで,お正月をつかって,冬の森の鳥の活動状況の日周変化を調べてみました。

 使ったのは東大の斎藤さんたちが運用している森林のライブ音配信のシステム。長野おたの申す平と埼玉秩父からのライブ音を,正月ですので,部屋の中で焼酎なぞちょっと飲みなが聞き取ってみました。軽く飲んでいる程度なので,それなりの精度で記録できていると思います。たぶん・・・。
 常時ライブ音を配信しているおたの申す平は,7時,9時,11時,13時,15時と2時間おきに10分間,1分ごとに声の聞こえた種を記録し,秩父は配信が行なわれる7時,12時,16時に同様に聞き取りました。そして,記録頻度(10分間の記録の合計回数)と種数の日周変化をみてみました。

 聞いてみてわかったのは,冬も朝は活発だということ。日の出直後は寒いし,あまり鳥は活発でない印象があったのですが,7時の調査で一番多くの鳥が記録されました。聞いている感覚では図に示した以上に鳥が多い感じがします。やはり空腹な朝は,鳥たちも採食のために活発に動くのかもしれません。さらに風の強いおたの申す平でも朝は風が弱く,調査のしやすさからしても朝は良いように思います。同様な傾向は秩父でもありました。その後,11時までは記録頻度は下がって行くのですが,それ以降はそれほど変化ないようです。そして,夕方はちょっと活発になるかな,という感じ。おそらく最後に採食してから寝るのでしょう。種数も記録頻度ほどの明確ではありませんが同様の傾向にありました。

記録頻度.gif

 現時点の結論からするとやはり,冬も早い時間帯の調査が良さそう。ただ,経験的には朝に日陰になっているところは,陽が当たるようになってから鳥が活発に利用するような感じがします。また,冬の調査は目視の記録も大きなウェイト占めるので,ライブ音ではわからないけどいる,ということもあるかもしれません。10日から秩父での現地調査に行ってくるので,そのときに終日観察して,鳥たちの日周変化の追加データをとってこようと思います(1日いるのは寒そうだけど・・・)。
posted by バードリサーチ at 17:37| 活動報告 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。