車に乗り込むころには雨粒も大きくなり、本降りに。
集合場所には近くにお住まいのTさんが待っていてくれました。
せっかくなので、傘を差して一周することにしました。
やはり雨の日は鳥たちの動きが鈍いのかヒヨドリも少なめです。
それでも、昭和大池のサクラにシジュウカラの姿がありました。
4羽の群れです。
この公園には他に正門付近と博物館側に出現する3つの群れがいるようです。
総勢10羽。
今朝もシジュウカラは10羽が記録されました。
一方、カルガモの数は中々増加しません。
今朝は77羽でした。
10数羽は池の近くの樹木の下で何かを食べていました。
カシの実?それとも草の種子?
傘を差しての観察。
鳴き声が聞こえても方向が今ひとつ捉えられません。
さらに、木の葉が雨で動くため、鳥の動きと見間違います。
カシの木へ飛び込むホオジロ属1羽。
鳴き声を頼りに姿を確認しようと二人でキョロキョロ。
結局、目視できませんでした。
鳴き声からホオジロと判断しました。
渡りの途中に立ち寄ったのでしょう。
ところで、今年の晩秋は昨年などと比べると少し変。
09年は、この時期ツグミ8羽、シメ2羽が記録されていました。
10年は、ツグミ2羽、シメ8羽でした。
今朝は、どちらも0でした。
今年は、どちらも初認は済んでいるものの、時おり鳴き声を聞く程度です。
宇都宮のほかの調査地でも同様です。
それでも12月には元気な姿をみせてくれるのでしょうか。
Tさんとこの調査を始めて早8年目。
冬鳥の出現状況の変動の大きさにはいつも驚かされます。
変動はどのような要因と関係しているのでしょうか。
この調査がその要因を解き明かす資料の一つになると良いのですが。
今朝の参加者:2名 記録種数:19種 記録個体数:174羽
次回は11月26日午前6時45分からです。担当:平野